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English speakerたちが作る東京 コカコーラのVitaminWater販売戦略

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昨日、ママ友のKaraさんと、原宿を散策しました。NY出身のアートギャラリーオーナーであるKaraが、バケーションのために、お土産を買う、というので、東郷神社の週末のAntique Marketに行こう、と誘われたのです。《Karaのギャラリーは、こちらから》

さすが、artsyな外人の友人。東京生まれの私が、絶対やったことがない東京遊びを教えてくれるのは、彼女たち、彼たちを置いて、他にはありません(というほどのことはないか)。

あいにくの雨で、骨董市では、あまりよいものが買えませんでしたが、なんとか、一部、お土産をゲットし、「おしゃれな方々のセンス」をリアルに感じて、感心。


Karaが、ニューヨーク在住の日本女性に頼まれたお土産のひとつは、「花付箋」

こんなものです↓
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お花で作った、post-itですね。販売していたのは、こちらのお店。なんて、おしゃれなんだあああ!こんな商品があること自体にびっくりしましたが、よく考えてみると、外国人女性への日本からのお土産としては、ぴったりなのかもしれません。


気を取り直して、Karaのプロデュースしたという空間に連れて行ってもらうことにしました。

NY出身のglaceauという会社が出しているVitaminWaterという、当面、東京限定?販売の清涼飲料料のイベント会場です。


大々的にCMを打ったりするのではなく、口コミやネットなどで、coolな人々を通じて広まったら、という戦略だそうで、イベント会場は、H&Mが入っている表参道の交差点脇のビルの8、9階を借りて、この夏、展開中。

「Karaがプロデュースしたの?」

と聞くと、

「この業界では、プロデューサーというのは、スポンサーのことで、私の役目は、curatorというところよ」

ということでした。キューレーターって、図書館にいる人のことかと思っていたが《一般的には、図書館、美術館のコレクションの監督などをする人というイメージ》、ギョーカイでは、そういう使い方をするのですね。

彼女が、知り合いの建築家に声をかけたりして、スペースのレイアウトや、中で行うイベントの内容などを手配したということで、前から、Karaの本業のartというと、私のような大衆には、手が届かない世界の話のように思っていたので、彼女が、「わかりやすい」仕事をしてくれたことに、大変感謝《爆笑》。


下は、会場の写真です。
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フィーチャーアーチストは、八尾さんという方で、娘は、彼のアートがめっちゃ気に入り、ずっとお絵かきしていました。

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八尾さんは、実は、コカコーラの広告部勤務↓

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実は、広告主のコカコーラや、イベントプロデューサー《いや、キューレーターだった》のカラと、打ち合わせをしていく中で、アーチスト志向の強い彼が、こうした中で、イベントに参加していくことが決まったというのです。


彼のアート、実は、少し遠くから携帯で写真にとって見ると、あら不思議!

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VitaminWaterじゃないですかああ!


Karaに、いろいろ聞いて感心しましたが、外資のコカコーラでは、パワポプレゼンは、日本語と英語両方を使ってやったそうで、経営陣の一部が、英語喋りであること、ただし、実際には、日本国内でやらなければいけないことから、プロデューサー《キューレーター!》には、バイリンガルなスキルも、有用だったよう。

Karaは、日本滞在歴20年以上の日本のヤングアーチスト専門のギャラリーオーナー。ヤングタレントの露出や設営経験が、豊富で、VitaminWaterと同じNY出身といった、さまざまな経験、経歴が、語学力や、東京での人脈力と合わせて、今回の彼女の抜擢と相成ったのでしょう。

実は、Karaは、赤ちゃんが、まだ、1歳で、保育も、まだ、週1回の一時保育を始めたばかり。打ち合わせや設営なども、今回、息子さんを連れて行ったりしている、ということでした。

やはり、ライフスタイル志向の高い外資のコカコーラならでは、若向けのこのイベントや、ブロガーなどの口コミを当て込んだ、新しい顧客志向を取り入れた、新製品発売という、今回のプロジェクトの性質ならではなのかもしれません。

日本に留学してきてから、ずっと東京に住んできたKara。私のように、親に世話になることなく、一等地にあるギャラリー兼住居を、長年、維持してきていますが、今回は、done it all《いろいろな経験をつんできた》キャリアウーマンとして、念願の育児に参戦したばかり。そんな彼女のど根性には、敬服するしかありません。

それと同時に、こうも思います。

日本人よ、wake up!

今、東京のビジネスやレジャーシーン、都市風景は、こういう人たちが、すごい馬力、コネゼロのところからのまったくの実力本位で、演出していることに、あなたたちは、気がついていますか、、、と、、、

Karaが、プロジェクトの手伝をしてもらったという建築家のFrankは、なに人だかよくわからないし《家族がロシア人だといって、英語、日本語、ロシア語が飛び交っていた》、コカコーラの八尾さんも、アメリカの高校を出ている。

英語と日本語が、随時にスイッチできる、できないといけない、そういう、ビジネス空間。バンコクなら、これが、英語とタイ語、上海なら、英語、上海語、北京語、といった調子で、同様に、仕事が、進められていきます。

同胞諸兄、are you ready for this?


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2009年8月8日 《カルチャーショック ハーバード対東大》著者講演会

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